「排外主義にNO! 福岡」

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街頭でのアピール行動を続けています

排 外 主 義 に NO を !


在日「無年金」などの排外政策にNOを!


◇「排外主義にNO! 福岡」の会とは?◇

 一昨年12月に京都の朝鮮学校に対して、耳をふさぎたくなるような口汚い差別的排外的攻撃がなされました。この事件は、今突然始まった事象ではなく、植民地支配をはじめとする戦後処理問題が、いまだに国家間でも民衆のレベルでも精算されることなく続いていることをあらわにしています。
私たちは、一部の排外主義的団体の言動のみが問題であるとはとらえておらず、このような排外的言動を黙認・放置する国家(政府や警察権力)をはじめとする、社会のありかたを問い続け、排外的な社会にNO!の声を上げていくために活動しています。


◇なぜ今、朝鮮学校の排除か?◇


 政府が「高校無償化」の政策を打ち出し、すでに昨年4月から公立高校の授業料を無料にし、私学などにも助成金を支給することになったにもかかわらず、なぜか、朝鮮学校など一部の外国人学校が排除されています。
文部科学省の「専門会議」の審査(そもそも、朝鮮学校を審査の対象とすること自体、教育への不当な介入であり、法の名のもとに行われる差別であると言えます)を経て、政府は朝鮮学校の「無償化」方針をようやく発表しましたが、昨年11月の朝鮮民主主義人民共和国による韓国への砲撃事件を理由として、菅首相は朝鮮学校の「無償化」手続きの停止を指示しました。これは、砲撃事件とは何のかかわりもない、何の責任もない朝鮮学校の生徒たちへのあからさまな差別・排除政策であり、断じて許されることではありません。


◇朝鮮学校の排除が「万全の体勢を整えていく」ことなのか?

 朝鮮学校の「無償化」手続き停止に関して、今年1月に朝鮮学校側が、行政不服審査法に基づく異議を申し立てました。これに対して高木文部科学大臣は、2月4日に、「平成22年11月23日の北朝鮮による砲撃が、我が国を含む北東アジア地域全体の平和と安全を損なうものであり、政府を挙げて情報収集に努めるとともに、不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく必要があることに鑑み、当該指定手続きを一旦停止している」と回答しました。
 これが「理由」といえるのでしょうか?朝鮮学校を「無償化」から排除することが、「不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく」ことなのでしょうか?
もう今年度も終わりです。朝鮮高校の3年生たちに、疎外感と不信感を抱かせたまま卒業を迎えさせることが、「不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく」ことなのでしょうか?
 朝鮮学校の「高校無償化」からの排除が続けられることは、植民地主義から未だ抜け出していない日本国家による差別政策・排外政策の根深さを実感させます。
 私たちは、在日朝鮮人への差別をはじめとする、さまざまな民族差別を乗り越えながら、国家による植民地主義に別れを告げる社会を求めて行くため、また、昨年の「韓国強制併合」100年という歴史的時間を経た今、混迷する日本政府の動きに惑わされることなく、私たち一人一人が共に声を上げ行動していきましょう!




◇「無年金問題」とは?◇

 1982年に年金制度が改正され、これまでこの制度から排除されていた外国籍の人たちにも、国民年金への加入が認められることになりました。しかし改正された国民年金制度においても、加入者が60歳までに25年間、保険料を納め続けなければ年金が支給されなかったため、当時35歳以上の外国籍住民は、改正された年金制度からも排除されてしまいました。またこのときに、外国籍の人たちも障害者年金の適用を受けられるようになりましたが、当時20歳以上の外国籍障害者は対象外とされてしまいました。
 このように、在日外国人高齢者・障害者が無年金状態に置かれたことは、制度の不備によるもので、本人の責任はまったくありません。また、日本人に対しては制度不備による無年金状態を解消するための「経過措置」が取られましたが、外国籍の人たちは、「経過措置」からも排除されています。


◇植民地主義から抜け出す一歩として「無年金」の解消を!◇

 無年金在日外国人高齢者・障害者の多くは、日本による過去の植民地支配によって日本で生活するようになった在日朝鮮人(韓国籍・朝鮮籍)です。
無年金在日朝鮮人の存在は、日本が未だに、朝鮮人に対しておこなった植民地支配をきちんと反省していないことをあらわしています。それどころか、朝鮮民主主義人民共和国に対する経済制裁などは、「万景峰(マンギョンボン)号」の入港禁止をはじめ、日本に住む在日朝鮮人にとっても、さまざまな制約をもたらしています。
 年金制度からの在日朝鮮人の排除は、植民地支配によって「帝国臣民」にさせられた朝鮮人を、敗戦後は「ガイジン」として切り捨てた日本国家による排外・差別政策にほかなりません。
  私たちは、在日朝鮮人への差別をはじめとする、さまざまな民族差別を乗り越えながら、国家による植民地主義に別れを告げる社会を求めて行くため、また、昨年の「韓国併合100年」という歴史的時間を経た今、混迷する日本政府の動きに惑わされることなく、私たち一人一人が共に声を上げ行動していきましょう!

今月21日から始まる福岡高裁での裁判にも大きな関心と支援をお寄せくださることを、お願いいたします。
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by saynotoracism | 2011-03-19 20:31