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「排外主義にNO! 福岡」

会からのお知らせ

排外主義にNO!福岡より みなさまへお願いです。

 2009年12月4日、京都朝鮮学校において、「在特会」(在日特権を許さない市民の会)を中心とした心ないものたちによる「襲撃」事件が起こりました。排外主義にNO!福岡は、これを契機にして、日本人自身の排外主義と闘うことを目的として結成されました。
 安倍政権は口では「ヘイトスピーチは良くない」と言いながら、排外主義を煽り、「北朝鮮」を敵視し、戦争法案を準備しています。このような排外主義を煽る政府の姿勢は、全国の地方自治体にまで及び、朝鮮学校の補助金の打ち切りへと広がっています。福岡市も2013年の予算から、東区和白にある福岡朝鮮初級学校への補助金を打ち切っています。
 私たちは、結成来5年以上朝鮮学校との交流を継続しながら、補助金の打ち切りに対する福岡市への申し入れや抗議の街頭行動、さらには全国で行われている無償化裁判の傍聴支援などを行っています。このような私たちの活動はまったく微々たるものであって、朝鮮学校の運動会や学芸会に参加するたびに民族教育のすばらしさや先生達の熱い思いに勇気をもらうばかりで、先生方や保護者、さらには地域同胞のみなさんが一丸となって、子どもたちのためにとさまざまな活動で自分たちの置かれた状況を訴えていくエネルギーに圧倒されます。
 私たちの会は10人程度のメンバーで活動していますが、月に一度の例会や学習会を継続してきたなかで、今年4月には広く市民へ呼びかけて太田昌国さん(編集者/民族・植民地問題研究者)を迎えて集会を開催することができました。そこで、これからさらに一人でも多くの方に私たちの活動や朝鮮学校のことを知っていただき、繋がっていくために、今回太田さんの講演録と共にこのようなお願いの手紙を出すことにしました。
 具体的なお願いは、カンパです。会の財政は厳しいです。それらの活動費として、一口1000円のカンパを訴えます。(具体的には街頭行動費、朝鮮学校交流入学祝うっ隊その他の交流費、裁判傍聴行動費用などです)もちろん何口でもけっこうです。
今後、年に1回はこのような呼びかけと活動への案内などを行っていきたいと思いますので、例会や活動への参加も含めて、ぜひともご協力をお願いします。
  
2015年8月3日
                         排外主義にNO!福岡
                        世話人代表 藤岡正明 竹森真紀
                 【連絡先】092-651-4816 福岡地区合同労組内
# by saynotoracism | 2015-08-25 10:33

4.19太田昌国さんを迎えます

 京都朝鮮学校「襲撃」事件から5年を経て
  「自由・平等」という言葉が危ない 今、立つべき場所は?  
 
    太田昌国さんを囲み、マスメディアにない「言葉」を語り合う

2009年12月、京都朝鮮学校に対してあからさまな「差別と排外の言動」が投げつけられる事件が起こり、「日本人」の戦後とは何だったのかと突きつけられました。直後に本会を立ち上げ活動を継続してきましたが、朝鮮高校無償化排除、そして補助金の打ち切りと、政府は法に反した民族差別的「政策」を行っています。政府はヘイトスピーチを取り締まろうとする動きの一方で、「政策」そのものがレイシズムと言えるものです。今年、フランスでもイスラムへの風刺画を狙った「テロ」事件、そしてアメリカを主軸とするイスラム圏への爆撃が、イスラム国による「テロ」事件を起こしました。安倍政権は、「テロに屈しない」との言葉で新たな侵略戦争へと進もうとしています。

なぜ、近代国家は戦争を止められず、民族への排外主義を煽るのか?政府の垂れ流す情報に流されていく日本社会に排外的空気は立ちこめる一方のなか、今、私たちは世界のどこに立ち、自由で平等な社会を求めることが必要なのか、太田昌国さんの問題提起や広い視野による提案を受けて、考えていきたいと思います。



太田昌国(おおたまさくに)さん プロフィール
1943年北海道釧路生まれ。現在、現代企画室編集顧問。学生時代にキューバ革命に関心を持ち、70年代前半にはメキシコやペルーで労働しながら現地の人々と一緒に生活。その後、70年代から現在に至るまで南北問題、民族問題研究家として、ラテンアメリカの解放闘争やアメリカ型の新自由主義、朝鮮民主主義人民共和国による拉致問題などについて、反アメリカ・反植民地・反国家・反グローバリズムの視角から独自の発言を重ねる。 主な著書 『ゲバラを脱神格化する』『「国家と戦争」異説』『チェ・ゲバラ プレイバック』(現代企画室)『「拉致」異論』『暴力批判論』(太田出版)他多数

日時:2015年4月19日(日)午後13時開場 13:30~16:30
資料代カンパ1000円(前売り800円)
場所:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ視聴覚室)(地下鉄唐人町駅徒歩7分)
主催:排外主義にNO!福岡 【連絡先】651-4816(福岡合同労組)
# by saynotoracism | 2015-03-02 14:02

2.9 学習会のお知らせ

★2.9排外主義にNO!福岡 公開学習会★


終わらない戦後を問い続ける
   ー安倍政権はなぜ復活したのか?ー
 朝鮮学校の無償化排除そして福岡市の補助金廃止を考える
 


2009年末の京都朝鮮学校への「襲撃」事件に象徴されたあからさまな
排外的言動が起き、改めて在日朝鮮人をはじめとした排外主義への異議を
発信していくため、会は発足しました。
 しかしながら、国は、高校無償化政策においても朝鮮学校をその対象から外し、
その後大阪をはじめ地方自治体でも朝鮮学校への補助金を廃止する動きが続いて
います。
 あろうことか、福岡市も次年度の補助金を廃止の方向で検討するという
子どもたちへの人権を侵すことのみならず、国の植民地主義を
反省しないアメリカの言いなりの施策に追随するのみで、
「戦後」すら、ないものとする歴史を塗ろうとしています。

今回、福岡教育大の小林さんをお迎えして「当然の権利である在日朝鮮人
の民族教育がなにゆえこんなに警戒され続けるのか」について、歴史から
現状から、ともに考えたいと思います。 
 
■日時:2月9日(土)午後6時開場 6時半開始~8時半 
■場所:福岡市人権啓発センター(ココロン)
■お話:小林知子さん
 福岡教育大学国際共生教育講座教員・在日朝鮮人運動史研究会会員
 南北コリアと福岡の友だち展事務局
【参考文献】「在日朝鮮人の『多様化』の一背景」『国際社会』6巻(『東アジアと日本社会』)、東京大学出版会、2002年
「未済の帝国解体 ―在日朝鮮人の戦後」『岩波講座 アジア・太平洋戦争』4巻(『帝国の戦争経験』)岩波書店2006年


■映画 「リメンバースピリッツ! 奇跡を起こした創造者達」50分

 2004年アクロス福岡でのウリ民族フォーラムで上映された作品。
「九州地方同胞社会の形成、祖国解放と民族教育のはじまり 
 九州中高の創立 今日の民族教育」(紹介文より)
# by saynotoracism | 2013-01-31 07:16

福岡市への再度の申入書

★誠意のない回答を得ましたので、改めて申し入れを行います。
 話し合いは、1月30日です。




                              2013年1月25日
福岡市 
市長 高島 宗一郎 様
福岡市教育委員会
教育長 酒井 龍彦 様 

                                     排外主義にNO!福岡
                     
 
 
   福岡朝鮮初級学校補助金の早急な交付を求める再度の申入書

 排外主義にNO!福岡の2012年12月6日付申し入れに対して、貴職より2012年12月25日付で文書回答をいただきましたが、本会は、これが貴職の誠実な回答とは受け止めることのできるものではありませんでしたので、あらためて回答の趣旨を問い直すためにここに申し入れを行います。
また、再度申し上げますが、本件処分並びに今後の補助金の減額や廃止という方向の結果、朝鮮学校に対する排外主義が煽られ、ひいては、朝鮮学校に学ぶ子どもたちの人権が侵害され続けることは、日本政府が批准した世界の子どもの権利条約にも違反するものです。このことは、本会に連なる市民の人権さえ侵害するものに他なりません。本会は、市が本件処分の反省の上、早急な補助金交付をなすと同時に、市が今後の財政から補助金削減するとの方針を撤回し、朝鮮学校への補助金の継続を強く求めるものです。また、朝鮮学校の歴史的な位置や民族差別を許さない視点からも、貴職が広く市民に訴えていくことを強く求めます。
以上のことから、下記申し入れ事項は喫緊の課題であることから2月5日までに、文書にて貴職の真摯な回答を求めます。



1.排外主義にNO!福岡の会は、本申し入れを福岡市長宛に提出した。
したがって、2012年12月25日付回答書については、市長名義での押印を要するので改めること。また、本申し入れに対する回答についても同様である。

2.2009年度の監査請求後の補助金について再調査をする理由について、合理的理由を説明されたい。
既に加算金まで請求した2009年度分についての「実績報告書の虚偽記載」を理由にその後の調査依頼をすることの法的根拠は何か、調査は強制なのか否か明らかにされたい。

3.もし、再調査を行うとした場合、どのような再調査を行うことが可能なのか、現在予定している日時や手法などの実施内容を具体的に回答されたい。

4.「市の厳しい財政状況を考慮して、必要性を整理」とするが、朝鮮学校の補助金の必要性の可否について、何が削減の対象となるのかの具体的な検討内容を明らかにされたい。先日の話し合いにおいて、貴職より「生活保護費が財政を圧迫している」といった発言がなされたが、これが削減・廃止の理由なのか明らかにされたい。

5.市の行財政改革プランにおける、朝鮮学校の補助金の削減を決定する権限は、教育委員会にあるのか、あるのであれば、具体的な役職を明らかにされたい。

6.12月7日付で提出された福岡市市議会議長宛要請人代表:綛谷智雄名義要請書に対する回答について明らかにされたい。

7.高島市長は、念頭の挨拶において「今年は地域と子どもに力を入れたい。これからの時代をたくましく生き抜く子どもの力をつけることも重要」との抱負を述べている。   朝鮮学校をはじめ福岡市で学ぶ外国人籍の子どもたちの人権を保障し解決していく福岡市政であれば、朝鮮学校の補助金を廃止・削減することは矛盾すると考えるがいかがか、明らかにされたい。

以上


             
# by saynotoracism | 2013-01-27 12:19

福岡市への申し入れ

排外主義にNO!福岡は、12月6日に福岡市への申し入れを行いました。
正式な回答は、文書にて12月25日までになされます。


朝日新聞(12月7日付)と毎日新聞(12月13日付)に記事として掲載されました。
# by saynotoracism | 2012-12-19 13:37