「排外主義にNO! 福岡」

6.5  街頭アピールの報告

6月5日、夕方から天神で街頭アピールを行いました。

ビラを手渡すことで、一人一人に声が届いていくようです。

これからも街頭行動を続けていきます。
 

排 外 主 義 に NO を !

朝鮮学校の「高校無償化排除」などの排外政策にNOを!

◇朝鮮学校・在日朝鮮人への卑劣な攻撃◇

 一昨年12月に京都の朝鮮学校に対して、耳をふさぎたくなるような口汚い差別的排外的攻撃がなされました。この事件は、今突然始まった事象ではなく、植民地支配をはじめとする戦後処理問題が、いまだに国家間でも民衆のレベルでも精算されることなく続いていることをあらわにしています。
また昨年12月はじめには、一昨年の京都での暴挙を「記念」する排外主義的デモに対して、非暴力的に抗議の意思を示した在日朝鮮人青年が不当逮捕されるという事件も発生しており、朝鮮学校・在日朝鮮人への不当な圧力が悪質化する様相を見せています。

◇なぜ今、朝鮮学校の排除か?◇

 政府が「高校無償化」の政策を打ち出し、すでに昨年4月から公立高校の授業料を無料にし、私学などにも助成金を支給することになったにもかかわらず、なぜか、朝鮮学校など一部の外国人学校が排除されています。
文部科学省の「専門会議」の審査(そもそも、朝鮮学校を審査の対象とすること自体、教育への不当な介入であり、法の名のもとに行われる差別であると言えます)を経て、政府は朝鮮学校の「無償化」方針をようやく発表しましたが、昨年11月の朝鮮民主主義人民共和国による韓国への砲撃事件を理由として、菅首相は朝鮮学校の「無償化」手続きの停止を指示しました。これは、砲撃事件とは何のかかわりもない、何の責任もない朝鮮学校の生徒たちへのあからさまな差別・排除政策であり、断じて許されることではありません。

◇朝鮮学校の排除が「万全の体勢を整えていく」ことなのか?

 朝鮮学校の「無償化」手続き停止に関して、今年1月に朝鮮学校側が、行政不服審査法に基づく異議を申し立てました。これに対して高木文部科学大臣は、2月4日に、「平成22年11月23日の北朝鮮による砲撃が、我が国を含む北東アジア地域全体の平和と安全を損なうものであり、政府を挙げて情報収集に努めるとともに、不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく必要があることに鑑み、当該指定手続きを一旦停止している」と回答しました。
 これが「理由」といえるのでしょうか?朝鮮学校を「無償化」から排除することが、「不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく」ことなのでしょうか?
さらに3月末に、文科省は「大震災への対応もあり、事務手続きが進まない」ことを理由として、「今年度(2010年度)の審査再開は困難」との見解を示しました。結局、朝鮮高校の3年生たちは、疎外感と不信感を抱いたまま卒業し、後輩たちも依然として「無償化」から排除されたままです。それのみならず、一部地方自治体では、これまで朝鮮学校に支給してきた補助金を停止する動きが見られるなど、状況は悪化しています。
朝鮮学校の「高校無償化」からの排除が続けられることは、植民地主義から未だ抜け出していない日本国家による差別政策・排外政策の根深さを実感させます。私たちは、在日朝鮮人への差別をはじめとする、さまざまな民族差別を乗り越えながら、国家による植民地主義に別れを告げる社会を求めて行くため、また、昨年の「韓国強制併合」100年という歴史的時間を経た今、混迷する日本政府の動きに惑わされることなく、私たち一人一人が共に声を上げ行動していきましょう!



◇「無年金問題」とは?◇

 1982年に年金制度が改正され、これまでこの制度から排除されていた外国籍の人たちにも、国民年金への加入が認められることになりました。しかし改正された国民年金制度においても、加入者が60歳までに25年間、保険料を納め続けなければ年金が支給されなかったため、当時35歳以上の外国籍住民は、改正された年金制度からも排除されてしまいました。またこのときに、外国籍の人たちも障害者年金の適用を受けられるようになりましたが、当時20歳以上の外国籍障害者は対象外とされてしまいました。
 このように、在日外国人高齢者・障害者が無年金状態に置かれたことは、制度の不備によるもので、本人の責任はまったくありません。また、日本人に対しては制度不備による無年金状態を解消するための「経過措置」が取られましたが、外国籍の人たちは、「経過措置」からも排除されています。

◇植民地主義から抜け出す一歩として「無年金」の解消を!◇

 無年金在日外国人高齢者・障害者の多くは、日本による過去の植民地支配によって日本で生活するようになった在日朝鮮人(韓国籍・朝鮮籍)です。
無年金在日朝鮮人の存在は、日本が未だに、朝鮮人に対しておこなった植民地支配をきちんと反省していないことをあらわしています。それどころか、朝鮮民主主義人民共和国に対する経済制裁などは、「万景峰(マンギョンボン)号」の入港禁止をはじめ、日本に住む在日朝鮮人にとっても、さまざまな制約をもたらしています。
 年金制度からの在日朝鮮人の排除は、植民地支配によって「帝国臣民」にさせられた朝鮮人を、敗戦後は「ガイジン」として切り捨てた日本国家による排外・差別政策にほかなりません。
  私たちは、在日朝鮮人への差別をはじめとする、さまざまな民族差別を乗り越えながら、国家による植民地主義に別れを告げる社会を求めて行くため、また、昨年の「韓国強制併合」100年という歴史的時間を経た今、混迷する日本政府の動きに惑わされることなく、私たち一人一人が共に声を上げ行動していきましょう!


現在「在日無年金」裁判は、高裁での控訴審が行われており、次回公判は7月25日の予定です。大きな関心と支援をお寄せくださいますよう、お願いいたします。
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# by saynotoracism | 2011-06-06 10:05

第2回 会員提案学習会報告

5月17日、第2回学習会は、会員の左近さんの提案で進められました。

テーマは「オウム事件と現代排外主義」について、森達也の『A3』を読んでというもの。



「オウム事件」は大きく取り沙汰され、麻原彰晃という人物だけが極悪人のように報道されたが、一昨年の彼の死刑確定までの裁判状況、裁判では何も明らかにされないまま、忘れ去られている。


提案を受けて、改めて、「オウム事件」とは何だったのか、死刑制度のこと、裁判員制度のこと、そしてマスメディアのこと、などなど、今の排外的な空気を生み出す根本をあらためて問い直しながら、意見交換をしていきました。


・・・・左近さんの言葉より・・・

最後に、ヘイトとフォビアという難しい言葉。ヘイトは分かってもフォビアって何だろう、と辞書を引きましたところ、「恐怖症、嫌悪」の時代っていうことでインパクションという雑誌にこういう文章があったのですが、

「不快な存在を徹底的に排除していく。言いかえれば自分の快適さを邪魔するかもしれない存在にただ嫌悪し続ける心象。ある意味八〇年代後半から始まった流行なのかもしれません。在特会の行動には自分にとって不快な存在、脅威を与えるかもしれないと被害妄想的に勝手に思い込んだ対象に対して、理不尽な憎悪や嫌悪を浴びせてもいいという雰囲気がある。ある属性を決めつけその属性に入る人を初めから犯罪を起こす人とみなして攻撃するような風潮です。」

 これはまだ在特会のことかもしれないけれど、オウムを攻撃してた時の日本の社会そのものでもないだろうか、と読めると思います。私たちが無意識のうちに、彼らはああいうふうな対応をされても仕方がないんだと、受け入れてしまったんじゃないかっていうような気がします。

 これは余談ですけど、森達也が高橋源一郎と対談するそうです。今日の新聞に出てたんですけどね、で、
そのテーマが、「この社会が目をそむけてきたこと、そして目をそむけてはいけないこと」。これはA3の出版を記念してされる対談のようですが、今起きてる原発、震災、そしてオウム事件に関連して、このタイトルがつけられたようです。たいへん意味が深い、とくに今原発は危機的な状況にあって、私たちがまさにこの状態にあったんじゃないか…少なくとも私は。
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# by saynotoracism | 2011-05-26 12:42

会員の個人史を語る学習会その1

4月例会の報告

排外主義にNO!福岡の会では、昨年2月の結成以後、毎月の定例会と並行して、定期的に学習会をおこなっています。学習会は、会員やその周辺で活動されている方などに提案をお願いし、意見交換をしながら、問題意識を深めていくといったものです。
これまで、在日外国人の参政権問題をはじめ、現在の排外的風潮をもたらしている背景、障害者の在日無年金問題などについて、学習してきました。

 今年2年目になって、あらためて会員一人ひとりが、関わってきた活動や課題を踏まえて、今またなぜ「排外主義」という問題にこだわっているのかを聞き、知ることで、お互いの認識を共有し深める契機にもなるのではないかということで、「個人史を語る」といった試みを始めようとしています。
第1回目は、福岡地区合同労組の筒井修さんの1968年大学入学から現在に至る42年の闘争史(?)を語っていただくことで、一つの運動史と筒井さん自身のこだわりを共有し、今後の排外主義への取り組みにもつなげていくことができたのではないかと思います。
ここで、そのすべてを紹介することはできませんが、簡単に一部を掲載します。

○九大構内に戦闘機ファントム機が墜落したことから、運動に目覚める契機となり、ハンセン氏病問題から部落解放運動に関わるようになり、原点は、大学そのものや教授陣の差別的体質を問うという姿勢からだったようです。
「1971年だったですけれども、当時、沖縄返還粉砕という闘いが九大教養部で取り組まれて、その一環といて九大教養部の正門をバリケード封鎖したんですよね。それで教官がバリケード封鎖を解除にくるということで、そのバリケードを防衛しようということで、バリケードの周りにスクラム組んでバリケード防衛しようとしたら、それが不退去罪と威力業務妨害罪を構成するということで、パクられて、逮捕・起訴されたわけです。これが私の第一次の逮捕・起訴だったわけです。
それでまあ、そういう部落の青年に対するつきつけに対して、私としては、「いや、同じ労働者として、俺はあんたらと同じ立場の労働者として労働運動やるんだ」というかたちで、学生の存在っていうことから訣別、カッコよく言えば訣別なんですけども、要するに大学を辞めて労働者になって労働運動やろうというような決意をして、大学を辞めました。それが1972年の5月15日って、沖縄返還協定の調印が5月15日だったんで、その日に、抗議の意味を込めて退学するということで、退学届を出して、それから労働者になりました。
 それから日本電気産業という、これ名前はデカいんですけど、それほど大きくない会社なんですけれども、それに入って、半年ほどで日本電器産業労働組合を結成して、そこの書記長に就任して、これが私の労働運動としてのはじまりなんですね。で、このころ私の友人であった、林病院で薬剤師として働いていた友人が解雇されたので、「林病院の不当解雇を撤回させる会」というものを結成して、不当解雇撤廃闘争をはじめました。それから、大同印刷とか志岐自動車とか第3ひまわりとか、まあそういう身の回りの人間の労働組合の結成に関与して、75年に「福岡地区合同労組研究会」という研究会を作って、それから1年間、研究というか、合同労組運動とは何ぞやとかいう研究とかをやったりしたんですけれども、1年たって、もう研究しとっても仕方がないんで実際にやろうじゃないかという話で、1976年に「福岡地区合同労組」を結成しました」

○東アジア反日武装戦線の大道寺さんと益永さんの死刑判決に反対して起こしたTシャツ訴訟の話について、出された質問に答えて。

「彼らはやっぱり、侵略の問題、とりわけ朝鮮に対する侵略の問題を一生懸命考えよったし。だからまぁ、うちらもそらぁ言葉としては侵略企業の責任みたいなことを語るけど、それを実行に移して、侵略企業だから許せないみたいな、んなことを実行に移すかちゅうたら、あんまり現実性も具体性もないけども、彼らにとってはそれがやっぱり命かけてやるだけのことだったんだなあと、それだけ差別の問題とか彼らにとっちゃあ許せなかったんやなあという。ま、想像するしかないですけどね」

つづく。

※会に参加されたい方、学習会に参加してみたいかたは、直接ご連絡ください。
  saynotoracism@excite.co.jp
 月に一回の例会、年会費1000円、その他街頭行動などをしています。

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# by saynotoracism | 2011-04-25 09:59

4.3 入学祝うっ隊と街頭アピール

福岡市東区和白にある
福岡朝鮮初級学校の校舎玄関前にて



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入学してくる幼稚園生を迎えるメンバーらなど
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子どもたちを迎えた後、街頭で朝鮮学校の無償化を訴える行動へ
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朝鮮学校の「高校無償化排除」などの排外政策にNOを!

◇朝鮮学校・在日朝鮮人への卑劣な攻撃◇
 一昨年12月に京都の朝鮮学校に対して、耳をふさぎたくなるような口汚い差別的排外的攻撃がなされました。この事件は、今突然始まった事象ではなく、植民地支配をはじめとする戦後処理問題が、いまだに国家間でも民衆のレベルでも精算されることなく続いていることをあらわにしています。
また昨年12月はじめには、一昨年の京都での暴挙を「記念」する排外主義的デモに対して、非暴力的に抗議の意思を示した在日朝鮮人青年が不当逮捕されるという事件も発生しており、朝鮮学校・在日朝鮮人への不当な圧力が悪質化する様相を見せています。

◇なぜ今、朝鮮学校の排除か?◇
 政府が「高校無償化」の政策を打ち出し、すでに昨年4月から公立高校の授業料を無料にし、私学などにも助成金を支給することになったにもかかわらず、なぜか、朝鮮学校など一部の外国人学校が排除されています。
文部科学省の「専門会議」の審査(そもそも、朝鮮学校を審査の対象とすること自体、教育への不当な介入であり、法の名のもとに行われる差別であると言えます)を経て、政府は朝鮮学校の「無償化」方針をようやく発表しましたが、昨年11月の朝鮮民主主義人民共和国による韓国への砲撃事件を理由として、菅首相は朝鮮学校の「無償化」手続きの停止を指示しました。これは、砲撃事件とは何のかかわりもない、何の責任もない朝鮮学校の生徒たちへのあからさまな差別・排除政策であり、断じて許されることではありません。

◇朝鮮学校の排除が「万全の体勢を整えていく」ことなのか?
 朝鮮学校の「無償化」手続き停止に関して、今年1月に朝鮮学校側が、行政不服審査法に基づく異議を申し立てました。これに対して高木文部科学大臣は、2月4日に、「平成22年11月23日の北朝鮮による砲撃が、我が国を含む北東アジア地域全体の平和と安全を損なうものであり、政府を挙げて情報収集に努めるとともに、不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく必要があることに鑑み、当該指定手続きを一旦停止している」と回答しました。
 これが「理由」といえるのでしょうか?朝鮮学校を「無償化」から排除することが、「不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく」ことなのでしょうか?
さらに3月末に、文科省は「大震災への対応もあり、事務手続きが進まない」ことを理由として、「今年度(2010年度)の審査再開は困難」との見解を示しました。結局、朝鮮高校の3年生たちは、疎外感と不信感を抱いたまま卒業し、後輩たちも依然として「無償化」から排除されたままです。
朝鮮学校の「高校無償化」からの排除が続けられることは、植民地主義から未だ抜け出していない日本国家による差別政策・排外政策の根深さを実感させます。
 私たちは、在日朝鮮人への差別をはじめとする、さまざまな民族差別を乗り越えながら、国家による植民地主義に別れを告げる社会を求めて行くため、また、昨年の「韓国強制併合」100年という歴史的時間を経た今、混迷する日本政府の動きに惑わされることなく、私たち一人一人が共に声を上げ行動していきましょう!
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# by saynotoracism | 2011-04-04 15:09

街頭でのアピール行動を続けています

排 外 主 義 に NO を !


在日「無年金」などの排外政策にNOを!


◇「排外主義にNO! 福岡」の会とは?◇

 一昨年12月に京都の朝鮮学校に対して、耳をふさぎたくなるような口汚い差別的排外的攻撃がなされました。この事件は、今突然始まった事象ではなく、植民地支配をはじめとする戦後処理問題が、いまだに国家間でも民衆のレベルでも精算されることなく続いていることをあらわにしています。
私たちは、一部の排外主義的団体の言動のみが問題であるとはとらえておらず、このような排外的言動を黙認・放置する国家(政府や警察権力)をはじめとする、社会のありかたを問い続け、排外的な社会にNO!の声を上げていくために活動しています。


◇なぜ今、朝鮮学校の排除か?◇


 政府が「高校無償化」の政策を打ち出し、すでに昨年4月から公立高校の授業料を無料にし、私学などにも助成金を支給することになったにもかかわらず、なぜか、朝鮮学校など一部の外国人学校が排除されています。
文部科学省の「専門会議」の審査(そもそも、朝鮮学校を審査の対象とすること自体、教育への不当な介入であり、法の名のもとに行われる差別であると言えます)を経て、政府は朝鮮学校の「無償化」方針をようやく発表しましたが、昨年11月の朝鮮民主主義人民共和国による韓国への砲撃事件を理由として、菅首相は朝鮮学校の「無償化」手続きの停止を指示しました。これは、砲撃事件とは何のかかわりもない、何の責任もない朝鮮学校の生徒たちへのあからさまな差別・排除政策であり、断じて許されることではありません。


◇朝鮮学校の排除が「万全の体勢を整えていく」ことなのか?

 朝鮮学校の「無償化」手続き停止に関して、今年1月に朝鮮学校側が、行政不服審査法に基づく異議を申し立てました。これに対して高木文部科学大臣は、2月4日に、「平成22年11月23日の北朝鮮による砲撃が、我が国を含む北東アジア地域全体の平和と安全を損なうものであり、政府を挙げて情報収集に努めるとともに、不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく必要があることに鑑み、当該指定手続きを一旦停止している」と回答しました。
 これが「理由」といえるのでしょうか?朝鮮学校を「無償化」から排除することが、「不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく」ことなのでしょうか?
もう今年度も終わりです。朝鮮高校の3年生たちに、疎外感と不信感を抱かせたまま卒業を迎えさせることが、「不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく」ことなのでしょうか?
 朝鮮学校の「高校無償化」からの排除が続けられることは、植民地主義から未だ抜け出していない日本国家による差別政策・排外政策の根深さを実感させます。
 私たちは、在日朝鮮人への差別をはじめとする、さまざまな民族差別を乗り越えながら、国家による植民地主義に別れを告げる社会を求めて行くため、また、昨年の「韓国強制併合」100年という歴史的時間を経た今、混迷する日本政府の動きに惑わされることなく、私たち一人一人が共に声を上げ行動していきましょう!




◇「無年金問題」とは?◇

 1982年に年金制度が改正され、これまでこの制度から排除されていた外国籍の人たちにも、国民年金への加入が認められることになりました。しかし改正された国民年金制度においても、加入者が60歳までに25年間、保険料を納め続けなければ年金が支給されなかったため、当時35歳以上の外国籍住民は、改正された年金制度からも排除されてしまいました。またこのときに、外国籍の人たちも障害者年金の適用を受けられるようになりましたが、当時20歳以上の外国籍障害者は対象外とされてしまいました。
 このように、在日外国人高齢者・障害者が無年金状態に置かれたことは、制度の不備によるもので、本人の責任はまったくありません。また、日本人に対しては制度不備による無年金状態を解消するための「経過措置」が取られましたが、外国籍の人たちは、「経過措置」からも排除されています。


◇植民地主義から抜け出す一歩として「無年金」の解消を!◇

 無年金在日外国人高齢者・障害者の多くは、日本による過去の植民地支配によって日本で生活するようになった在日朝鮮人(韓国籍・朝鮮籍)です。
無年金在日朝鮮人の存在は、日本が未だに、朝鮮人に対しておこなった植民地支配をきちんと反省していないことをあらわしています。それどころか、朝鮮民主主義人民共和国に対する経済制裁などは、「万景峰(マンギョンボン)号」の入港禁止をはじめ、日本に住む在日朝鮮人にとっても、さまざまな制約をもたらしています。
 年金制度からの在日朝鮮人の排除は、植民地支配によって「帝国臣民」にさせられた朝鮮人を、敗戦後は「ガイジン」として切り捨てた日本国家による排外・差別政策にほかなりません。
  私たちは、在日朝鮮人への差別をはじめとする、さまざまな民族差別を乗り越えながら、国家による植民地主義に別れを告げる社会を求めて行くため、また、昨年の「韓国併合100年」という歴史的時間を経た今、混迷する日本政府の動きに惑わされることなく、私たち一人一人が共に声を上げ行動していきましょう!

今月21日から始まる福岡高裁での裁判にも大きな関心と支援をお寄せくださることを、お願いいたします。
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# by saynotoracism | 2011-03-19 20:31